The choice of Hercules (ヘラクレスの選択)

ギリシア神話に、「ヘラクレスの選択」というものがあるらしいです。東洋では、易きに(楽な道に)流れるべきではない。ということでしょうか。

一般には、

「安全な道と苦難の道のふたつの道があった時に苦難の道を選ぶこと」を言います。

安全な道の果てには
刹那的な
(せつな的=あと先を考えず、今この瞬間だけを充実させて生きようとするさま。)

快楽しかなく、

苦難の道の果てには美徳があり、

このどちらを選ぶのかということが「ヘラクレスの選択」です。この話は16世紀のアンニーバレ・カラッチによる絵画(1596年)にもなっています。

この場合、(ヘラクレスが行った様に)敢えて厳しい道を選ぶことが大切です。

何故なら、 たとえ目的地が同じであったとしても、過程における困難がその人の人間性を成長させるから。

この寓話(ぐうわ)は非常に深くて、

人生の目的が楽をすることなのか、それとも人間性を成長させることなのかと言うことが問われています。

我々の医療介護の世界でも、これから急激に高齢者(=ユーザー)の数は減少していきます。

高知県は毎年7000人、人口が減少し、毎年4000人の方々がお亡くなりになられています。(当院開業から後期高齢者の数は約24000人減少)

医療介護のユーザーが減少するのみならず、一般の商圏は縮小する一方で、

それに対する「有効な処方箋」はなく、ただ茫然と、あるいは、意識せずに、消滅を迎えようとしている現状です。

今までのやり方で、上手くいったからとかは絶対に通用しない。

少ないユーザーの取り合い

いわゆる、

(不適切な表現かもしれませんが)、

血で血を洗う「レッドオーシャン」の世界が出現間近だと思います。

今まで無風状態の(爆釣)状態のブルーオーシャン」の段階から、「レッドオーシャン」の段階に入りつつあるいまは、

「常在戦場」の心意気で毎日仕事を励まなくてはならない、と考えます。

色々な考え、意見はあれども、最終的にはどんな業界も以下が真実でしょう。

うまいラーメン屋には行列はできるが、まずいラーメン屋には行列はできず、経営は立ち行かなくなる」

うまいラーメン屋になるために何をするべきか常日頃考え、

The choice of Hercules (ヘラクレスの選択)を実行していこうと思います。

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